世の中には中華イヤホンと呼ばれる中国のオーディオメーカーが設計製造しているイヤホンがあるそうです。見つけたので買ってみました。
KZ ZS10 ハードオフで2200円(税込み)
ケーブルが外せます。断線したら新しいケーブル(別売り)と交換できるようです。
片方にダイナミックドライバーという音を出す部品が1つと、バランスド・アーマチュアという音を出す部品が4つ入っているそうです。写真の丸がついているところにあるのがバランスド・アーマチュアです。
基板らしいものがフェイスプレートに透けて見えます。
かっこいいのかダサいのかわからないデザインです。
本体は大きいです。装着が難しいです。重くないですが、油断すると耳から外れます。
中古なのでエイジング済みと思われます。そのまま使ってみました。
まずラジオを聴いてみました。大きなスピーカーで聴いているような音の出方がします。低音が腹に響きます。なぜ?ラジカセにイヤホンをさして聴いているのに、なぜ?
CDラジカセやスマホで音楽をいろいろ聴いてみました。
低音が強めです。高音はパーカッションのチキチキいう音やシンセのピコピコいう音がはっきり聞こえます。ボーカルは曲によっては少し奥に引っ込んで聞こえます。
苦手なジャンルはないと思います。オーケストラ曲も吹奏楽曲もジャズのピアノトリオ曲も打ち込みのボーカロイド曲も問題無く聴けました。
シチュエーションCDを何作か聴いてみました。
ドアを開け閉めする音やベッドがきしむ音などの効果音がはっきり聞こえます。
音の出方は左右に広く、前後の奥行きもあります。前から聞こえる声と背後で聞こえる声の位置がはっきり違います。
作品によっては、声優さんの声が妙に響くことがありました。ささやきが力強くなる場合があります。
そして、音の刺激が強く本体が大きいので、私の場合長時間の使用は難しかったです。1時間ぐらいが限界かもしれません。
装着感を良くするため、イヤーピースをキャンドゥの低反発イヤーピースに交換してみました。もともと強い低音がさらに強くなってしまったので付属のものに戻しました。
耳の形を選びますが、こりゃすごいやと思わず笑ってしまうような楽しい音を出すイヤホンです。
新品だといくらだったのでしょうか?(製造終了品なので調べてもわかりませんでした。)