たぶん声と物語

18歳以上推奨作品を中心としたシチュエーションCD・音声の感想です。

「戦隊ヒーローもののヒロインだけど悪の幹部と内通してみた」(CV大蔵優介・世見たづね・黒霧酒楽)感想

正義の戦隊の協力者で戦隊レッドの恋人であるヒロインは、悪の組織の正邪の天秤をつかさどる巫女で統領の愛する女性でもあったという話です。

 

題名を読んだだけだとヒロインは2つの組織を手玉にとる悪女に思われますが実際は違いました。

レッドの名前がジョージで統領の名前がゲオルグです。ジョージは満月の頃になると体調を崩し、ゲオルグは満月の前後にしか現れません。そしてこの2人は大蔵さんの一人二役です。ネタバレになるのでこれ以上述べませんが、つまりそういうことです。

 

声の付いている登場人物が4人いてヒロイン不在の場面もあるのでドラマ音声感が強いです。内容もドラマ的でした。

トラック1の力の抜け加減からお気楽なコメディかと思ったのですが、正義と悪と愛をめぐる聴きごたえのあるストーリーでした。

3回あるアレシーンもエ口のためというよりストーリー上必要なものでした。

そして物語の決着のつけ方が見事で後味がよかったです。

予想を良い方向に大きく超える物語でした。とても良かったです。

 

 

どうでもいい感想を一つ。

戦隊の秘密基地の入り口が喫茶店の厨房とかイエローの好物がカレーライスとか、元ネタは○レンジャーですが、若い皆様はわかるのかと気になりました。あれは約50年前の作品ですぜ。

以上年寄りのムダ話でした。(笑)