たぶん声と物語

18歳以上推奨作品を中心としたシチュエーションCD・音声の感想です。

「花の嫁入り−清酒奇譚 妖狐録」(CV千渡レナド)感想

人外物のド定番、狐です。

狐はたくさんありますが、狸はなかなかないような気がします。

 

幼い時神隠しにあってお狐様と一緒にすごしたヒロインが、成人してからお狐様に再会する話です。

お狐様は最初に会った時からヒロインが好きで、ヒロインは隣に住んでいる橙也さんが好きです。しかし、橙也さんの正体は「稲荷神社を守るお狐」(公式説明より)でした。

これは三角関係と言うのか、両片想いと言うのか、何と言っていいのか……。とにかく難しい事態になっています。

 

どうやって決着をつけるのかと思って聴いていました。ネタバレしたくないので詳しくは申しませんが、こういう展開で来たか!!と思いました。

これも異類婚姻譚だなと思います。葛の葉子別れパターンとかの。こっちも狐ですね。

 

結局ハッピーエンドですが、聴いているうちに「あなたが選んだ道だから、しっかり幸せにおなりなさい」とお狐様のお母上様目線になってしまいました。私はいったい何の立場で聴いているのでしょうか?謎です。

 

 

それはそれとして、100歳を超えているわりには若者感のあるお狐様でした。