たぶん声と物語

18歳以上推奨作品を中心としたシチュエーションCD・音声の感想です。

「プリミティブ・ダンス」(CV片桐良一)感想

女性向けでは珍しいロボットアニメ仕立ての作品です。

人間が乗って操縦する人型兵器で戦争をしている2つの国のそれぞれのエースパイロット同士が出会う話です。
ヒロインが人型兵器操縦のため強化された強化人間です。生命維持のため薬物接種をしていて、その副作用で性欲や睡眠欲が強くなるという設定です。
そういう設定にでもしないと、アレシーンまで進めないのですかねぇ、やっぱり。

この作品、音声のほかにショートストーリーや設定がたくさん付いています。
音声部分は物語の中盤あたりになります。
コックピットの中で同じ景色を見ている2人が運命の出会いをして引かれ合う様子が納得できる描かれ方をしています。


注意!ここからネタバレあり。






ショートストーリーで後日譚があります。分岐エンドです。
そのうちの1つ「これが俺達の終焉」なんですが……。ヒロインが死にます。アロストさんが殺します。
ロボット物でこの結末、富野です!!
設定からし富野由悠季作品や高橋良輔作品っぽいのですが、結末も富野作品風でした。
これ作った人、R18音声で富野作品やりたかったんだろうなぁ。


おまけ音声もあります。
本編直前のアロスト機のコックピット内の音声です。はっきり言って、燃えます!!
しかし、気になることが1つ。
本編で、アロスト機は近接戦が得意な格闘タイプ、ヒロイン機は長距離攻撃が得意な狙撃タイプと言われています。
が、おまけ音声では空中戦をやってるように聴こえます。
障害物の無い空中で、格闘機と狙撃機が互角に戦えるのでしょうか?
音声だけなので何とも言えませんが、気になります。
気になる点はありますが、ロボット物で戦闘シーンがあるのはうれしいです。